2024.03.10

浜名高校 演劇部 ジュニアアスリート+

全員で創り上げる舞台で、自分らしさを表現する。
浜名高校演劇部

令和5年11月25日と26日に行われた『第47回静岡県高等学校演劇研究大会』で優秀賞を獲得した浜名高校演劇部。上位2校に与えられる関東大会へはあと一歩届かなかったが、見事な舞台を作り上げた。

全員が高校から演劇を始めた同部。文化部ではあるが、意外にも中学までは運動部に所属していた部員も多い。そのため、入部前は演技はおろか観劇すらしたことのない生徒ばかり。それでも活動していく中で、演劇の魅力に引き込まれていった。大人しい部員が多いが、舞台ではスイッチが入り堂々とした演技を見せる。普段見せている顔とは違った一面を存分に出せることも演劇部の魅力のひとつとなっている。また、自分たちで全てを作り上げていくことも演劇部の特徴。キャストはもちろん、照明や音響、小道具、大道具、演出に至るまで全て生徒たち自身で担当する。時には脚本を創作し、オリジナルの作品を作り上げることもある。稽古中には意見がぶつかり合うこともあるが、そういった衝突も経験しながら作るからこそ、作品を作り上げた時は何物にも代えられない達成感を得ることができる。

同部では、年に1回のコンクールや文化祭での公演のほかにも、春と夏には浜北文化センターや、なゆた浜北で定期公演も実施している。高校生が創る熱い舞台を通して、演劇の世界に触れてみてはどうだろうか。興味のある人は一度足を運んでみてほしい。