2024.01.17

浜名高校 サッカー部 新人戦県大会


<高校新人サッカー静岡県大会>◇14日◇2回戦◇磐田・竜洋スポーツ公園サッカー場ほか

 前回大会優勝の浜名が順当に2回戦を突破した。加藤学園暁秀に4-1。2年生FW2人が各2得点を挙げ、チームを勝利に導いた。磐田東は8-1で浜松商に快勝。静岡学園、藤枝東、浜松開誠館も順当に勝ち上がった。ベスト8を懸けた3回戦8試合は20日に行われる。

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 浜名のFW2人がチームの勝利を呼び込んだ。加藤学園暁秀に4-1。相手の強いプレスに苦しむ前半31分、川嶋琉之亮(2年)が右足でゴールネットを揺らし先制。さらに終了間際のロスタイム1分には津田廉大(2年)が、倒されてPKを獲得。自身が落ち着いてゴールを決め、2-0で前半を折り返した。

 後半4分、勢いに乗る川嶋がゴール正面から鮮やかなミドルシュートを決め3-0。終了間際の40分には、再び津田がゴール前で反応し、ダメ押しの4点目を挙げて試合を決めた。

 昨年の県選抜メンバーにも選出され、前回優勝メンバーの1人である川嶋は「まずは勝ってよかった。得点だけでなく、経験を生かして、試合の中で声掛けなどもできた」と自覚を口にした。背番号「13」で仲間とレギュラー争いを展開している津田は「恵まれた2点。もっと高いレベルが必要。自分を出し切れなかったことが逆に悔しい」と振り返った。

 新人戦連覇を目指すチームは今春、15年ぶりに「プリンスリーグ東海」に復帰する。古豪復活を着実に歩む新チームに内藤康貴監督(44)は「まだまだ。各ポジションの役割ができていない。これからです」と語った。津田は「これからの戦いは厳しくなるが、全員でミスをカバーし、自分も得点に絡んで貢献したい」と、次戦に向けて力を込めた。【日刊スポーツ山口昌久】