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浜名高校 サッカー部 15年ぶりの復帰 静岡新聞
激しい打ち合い制す 全選手が静岡県西部出身
激しい打ち合いを制し、走り勝った浜名高が15年ぶりのプリンスリーグ昇格を決めた。「最後まで全員で走り切れる自信があった」。決勝点を挙げたDF白岩は誇らしげに胸を張った。
前半は中盤のプレスがはまり、DF細見とMF川嶋のゴールで優位に立ったが、後半は一進一退の攻防に変わった。
後輩に道を開いたのは3年生。最大の目標だった全国選手権出場を、静岡県大会準決勝で藤枝東高に延長の末、敗れて逃した悔しさをぶつけた。後半途中まで前線で起点をつくったFWの加藤主将は藤枝東高戦で左足を捻挫して先週復帰したばかり。「集大成を見せたかった」。体を張ったプレーで仲間を鼓舞した。
先制点を挙げた細見にも特別な思いがあった。藤枝東高戦で決勝点となったOGを献上。交代する加藤からキャプテンマークを受け取ると守備陣を引き締め直し、「この試合に懸けていた。全員で厳しい中でも楽しくサッカーができた」と笑顔を見せた。
選手全てが静岡県西部出身。「実直さがチームの持ち味。これでやっとスタートラインに立てる」。内藤監督は手応えと喜びをかみしめた。来季プリンスリーグで強度の高い試合を重ね、目指すのは全国の舞台。2年生のMF川嶋は「自分が絶対的な存在になり、プレミア昇格も狙いたい」と決意を新たにした。(静岡新聞:寺田拓馬)