2022.01.12

浜名高校 新年にあたって(3学期始業式より)


1 月6日(木)に、3学期始業式を行いました。
  校内は、新しい年を迎え、それぞれの目標や抱負を胸に登校した、約1100人の生徒たちのさわやかな笑顔と引き締まった表情であふれ、大変うれしく思いました。そして、今年度のまとめと、4月以降の次のステージへの準備という、二つの大きな意味をもつ3学期の各自の努力を期待し、さらなる成長を願いました。
  放送による始業式では、新年のあいさつと期待を述べたあと、2学期終業式に引き続き、数学の歴史の一部として位相幾何学(トポロジー)を紹介し、メビウスの輪を通して、メッセージを伝えさせてもらいました。以下にその呼びかけ部分を紹介させていただきます。

 今日、皆さんにメビウスの輪を紹介しようと思った理由、皆さんに伝えたい私からのメッセージは3つあります。
 一つ目。人生は表と裏の繰り返しであること。順調なときとそうでないとき。うれしいときと苦しいとき。喜びと悲しみ、達成感・挫折感。成功とそれを支える地道な取組。それを繰り返すことで、さらにおおきな輪になり、歩むべき世界も広がっていきます。
 二つ目は、ミスチルの歌詞にある「愛されて優しくなれて、そのやさしさゆえに愛される」ということ、すなわち、愛・思いやり・やさしさは与えることで与えられるということです。
 三つ目は、この1年、そして人生は有限であるけれど、それを無限の広がりをもつ世界にすることはできる。そして、それをするのは、自分自身であると意識したいことです。
 ぜひ、学校生活の中で、また、家族を含めた、これまで築いてきた人とのかかわりの中で、さらには、これから出会うであろう新しい人々や社会の中で、多くの人とかかわりながら、無限に広がる道を歩む努力をしてほしいと思います。
 新年にあたり、少し大きな話となりましたが、まずは、この一年から、ですね。共通テストや一般試験に臨む3年生は、もう一息。夢と理想を胸に、焦らず、慌てず、自分を信じて、進んでください。その3年生を含めて、みなさん一人一人の新年の決意が実を結びますように。健康で、一歩一歩前進できますように。
 充実した3学期、大きな飛躍の1年にしてくれることを期待して、私からの3学期始業式の言葉とさせてもらいます。コロナ対策もしっかりしながら、みんなで元気で頑張っていきましょう。よい年になりますように。終わります。