2021.12.03

浜名高校 富士山静岡楽団演奏会

プロの旋律、生徒を魅了 浜名高で富士山静岡楽団が演奏会 
富士山静岡交響楽団がこのほど、浜松市浜北区の浜名高で生演奏を披露した。
1年生約370人が、プロのオーケストラに親しんだ。

富士山静岡交響楽団の演奏に聞き入る生徒たち=浜松市浜北区の浜名高

同楽団は歌劇や交響曲など4曲を発表した。ハチャトゥリアンの「剣の舞」は同校の木琴を使い、躍動感あふれる旋律を聞かせた。ベートーベンの「運命」を奏でるに当たっては、指揮者の工藤俊幸さんが聞くべきポイントを解説。繰り返されるフレーズでも強弱などの細かな工夫が施されている点を指摘し、生徒たちの関心を引いた。
同楽団は2020年、静岡交響楽団と浜松フィルハーモニー管弦楽団が合併して結成した。県内を中心に音楽の普及に取り組み、同校では県の「子どもが文化と出会う機会創出事業」として演奏した。
<静岡新聞11月29日朝刊 浜北支局:松浦>