１２月２２日（水）に２学期終業式を行いました。
放送にて実施した校長式辞では、はじめに、コロナ禍の制約の中で、感染症予防対策をしながら、様々な場面で真摯な姿勢や頑張り、挑戦を見せてくれたことを高く評価し、お礼を述べました。また、数、三角比、対数、座標、微積分学、和算等、数学の歴史について語りながら、次のように呼びかけました。掲載させていただきます。

数学の歴史の一部をお話させていただきました。先生方は普段、みなさんが効率よく学ぶために、国で決められた学習指導要領や、教科書に基づいて教えてくれています。また、みんなに思考力、判断力、表現力を身に付けてもらうことを意識して授業をしています。でも、先生方はそれぞれの学問の専門家です。教科の本質、背景にあるおもしろさ、すなわち生きた学問を知っています。ぜひ、しっかり勉強するとともに、教科の本質、学問としてのおもしろさを先生方から引き出し、感じ取ってほしいと思います。
私は、たくさんの授業を参観させてもらって、様々な勉強をするみんなをうらやましく思ってきました。先生方に「あのクラスに行くのは楽しみ」「あのクラスに行くと、質問がこわい」そんな思いをさせてください。そして、今後の進路につながる学習、豊かに生きるための学習、学問のおもしろさを感じる学習をみんなに実現してほしいと思います。
年が明けて、３年生は共通テスト、一般入試に臨んでいきますね。応援しています。その３年生を含め、みなさん一人一人にとって、いい年になりますように。そして、３学期は、あっという間に時間が過ぎます。自分自身の文武両面からの「挑戦」の達成を、そして１年間の締めくくりを、みんなでしっかり頑張っていきましょう。
みなさんの頑張りと素晴らしい年を迎えられることを願って、終業式の言葉といたします。
健康で、よい年を迎えてくださいね。また３学期、元気で会いましょう。