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浜名高校 先輩と語る会
「地域に根付く意識」大切 浜名高の卒業生9人が職業講話
望月さん(右)の話を聞く生徒
浜名高同窓会はこのほど、恒例の「先輩と語る会」を浜松市浜北区の同校で開いた。1年生約370人が、企業の役員や団体職員ら同校を卒業した9人から仕事の意義などを聞いた。
元地方テレビ局アナウンサーの内田順子さん=1991年度卒=は小学生のとき、放送委員を務めたのをきっかけにマイクで話す仕事に興味を持ち、中学時代に教師からテレビで活躍する姿が見たいと言われたのを機にアナウンサーを志したと振り返った。卒業生同士の縁がいまも仕事に生かされていると説明し「日常の中に将来のヒントがある。仲間を大事に高校生活を送ろう」と助言した。
同区で家業の家電販売業を営む望月聡太さん=90年度卒=は新卒で勤めたヤオハンが倒産に追い込まれた苦労話も明かした。現在は仕事の傍ら、地元の祭りの運営などに携わる生活を伝え「お客さんと信頼関係を築き、地域に根付くのを大事にしている」と仕事の信条を語った。
静岡新聞社浜北支局 松浦直希