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浜名高校 吹奏楽部 第64回中部日本吹奏楽コンクール本大会 金賞・理事長賞(3位)
「第64回中部日本吹奏楽コンクール本大会 金賞・理事長賞(3位)」
会場;アクトシティ浜松
日時;2021年10月3日(日)
内容;緊急事態宣言下、2学期から「練習は2~3人程度で時間を短縮し、休日は活動禁止」との通知が示されました。本校では、一つの教室で練習する人数を4人までと決め、全体を2グループに分けての練習としたので、検温等準備の時間を除くと80分程度の練習時間の確保が精一杯でした。生徒は、休日には楽器を持ち帰るなどして個人練習をしてくれましたが、1ヶ月間合奏はもとよりパート練習もできない状態でした。本大会直前になってやっと合奏ができるようになり、大会当日を迎えることになりました。
本大会は、中部地方(東海4県、北陸3県、長野、滋賀)の9県の代表12校が出場。その中には、全日本吹奏楽コンクールに出場する4校と支部大会で次点となった学校が含まれ、中部地方の強豪校が出揃う大変レベルの高い大会となりました。
「浜名の良さを出そう!一人ひとりの気持ちを音に出していこう!」と本番に臨みましたが、課題曲の出だしからトランペットが飛び出すなど、練習では起こり得なかった細かなミスが出てしまいました。しかし、自由曲では生徒の気持ちが演奏に表れてきて、それを本番中にお互いが感じ合う相乗効果が生まれ、今まで経験したことのない、気持ちが前に出た演奏になっていきました。演奏中にそれを感じて感動し、目をウルウルさせながら演奏している生徒もいました。
浜名の出演順は2番で、出演順1番は結果1位になった愛知工業大学名電高校、そして出演順3番は北陸支部の全国大会常連校と、全国バンドに挟まれていました。全国バンドと比較される状況での金賞・理事長賞(3位)の受賞は、価値があると思いました。
例年本大会は、3年生が東海大会で引退して1・2年生での出場でしたが、今年は県大会と東海大会が録音・録画審査となったため、やった感や達成感を感じないままにいた3年生が、区切りのステージとして15人出場してくれました。この3年生の力が大きく作用しました。やり切って、引退の花道を飾ることができて本当に良かったと思います。3年生、受験勉強のことが気になる中、最後まで気持ちを落とさずに頑張ってくれてありがとう!
今回の結果は、8月に練習してきたことが土台としてしっかりと残っていて、時間をかけて努力して積み上げたことはそう簡単には崩れない!ということを実感させられました。また、もしも東海大会が演奏審査になっていれば結果が違っていたかもしれない?この時期まで3年生が出場すれば全国バンドに対抗できる!とも思わせてくれました。記録と記憶に残る大会となりました。
今年のコンクールは、コロナの感染拡大の影響で一転二転三転と大会の開催状況が変わり振り回されてきました。しかし、苦しい練習環境の中、意志を強く持って練習し続けた部員たちは立派でした。そして、本校吹奏楽部史上初となる静岡県吹奏楽コンクール<A編成の部>で第1位となる朝日新聞社・県知事賞と、中部日本吹奏楽コンクール本大会では大編成の部過去最高位の3位・理事長賞の受賞は、歴史に残る快挙でした。部員たちを褒めてやってください!本当によく頑張りました。ありがとう。
次は10年連続で出場が決定した全日本高等学校吹奏楽大会in横浜です。1・2年生の新チームで臨みます。ライブで演奏できることを祈りながら、新たな1歩をスタートさせます。応援よろしくお願いします。