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浜名高校 校歌制定時の想い出
先日、上野先生をお訪ねしました。今年92歳 とてもお元気でした。
昭和27年貴布祢に校舎があった時代に赴任されました。
赴任直後に「校歌」が話題となり、鈴木周一先生が奔走されているのを直に体験されていました。
実は、鈴木周一先生が、どの様に三好達治氏に依頼したのかを聴きたかったのです。
残念ながら詳細は判りませんでした。
昭和28年年末に三好達治氏が承諾して戴けたそうです。
昭和29年4月に、関西へ行く途中に立ち寄り、生徒に講演迄戴けました。
昭和30年に、岩水寺の仲屋旅館に逗留され、ヘリコプター迄手配して取材されました。
昭和31年、歌詞が完成し、相佐校長の手配で諸井三郎氏に曲を依頼しました。
上野先生のお話しでは、西美薗の新校舎建設予定地で草取りをしている所に
「校歌が出来た!」と連絡があって、その場にいた全員が歓喜したそうです。
始めて聴いた校歌に、誰もが「イメージが違った」のですが、口にした者は居なかった・・・
昭和31年12月 校歌制定・校旗の披露が行われました。
校歌の素晴らしさに、あらためて感激し、涙する生徒もいたそうです。
昭和32年11月 三好達治氏が来校され、講堂で講演が行われました。
この時の録音が、今回の音源だったのです。
上野先生は、その後浜名高校を離れますが、後に教頭で再赴任しました。
今でも校歌の事はよく覚えていると、お話しされました。