2020.05.21

浜名高生へ 横断幕に勇気の言葉


贈られた横断幕を手に「頑張ろう」と気勢を上げる生徒会役員=浜松市浜北区の浜名高で

 新型コロナウイルスに負けず、元気な高校生活を送ってもらおうと、浜名高校(浜松市浜北区)同窓会は二十日、同校生徒会に「頑張れ」などのメッセージを込めた横断幕とクリアファイルを贈った。横断幕は校舎前の市道に掲げられ、ファイルは後日、全生徒に配られる。
 同窓会(福田幹男会長)が、緊急事態宣言の全国拡大を受けて臨時休校となった際、何とか生徒を元気づけようと企画。同窓会役員からメッセージやデザインを募り「今、苦難の時を皆で乗り越えよう!」と、頑張る、応援する、目指すの意味が込められた「go for it!」に決まった。横断幕(縦八十センチ、横四メートル)は青色を基調にしたグラデーション。クリアファイルはA4判で千三百枚製作した。
 同校で贈呈式があり、福田会長が「これまでにも日本国内では、さまざまな感染症を発症しているが乗り越えている。これを一つの経験として長い人生を歩んでほしい」とあいさつした。


全生徒に配られるクリアファイル=浜松市浜北区の浜名高で

 生徒会長の武田和真さん(三年)は「勉強もクラブ活動もできない日々が続いているが、応援してくれる皆さんがいることが励みになる。今後は“go for it!”の言葉通り、目標に向けてまい進していきたい」とお礼を述べた。
(伊藤一樹)