2019.10.12

「第74回東海吹奏楽コンクール<A編成の部>“金賞”」


「第74回東海吹奏楽コンクール<A編成の部>“金賞”」
会場;アクトシティ浜松大ホール
日時;8月25日(日)
内容; 東海大会の出演順は11番で、後半の部の1番目でした。休憩中にセッティングができたので、落ち着いてステージに上がることができました。演奏は、冷静に練習どおり、今までやってきたことを発揮できたと思います。演奏後の部員の「やりきった」と思わせる表情がそれを物語っていました。

結果は、“金賞”でしたが、全国大会出場は叶いませんでした。表彰式から舞台裏に降りてきた部長・副部長は大粒の涙を眼に溜めていました。採点表を見たところ、ABC評価も順位点も4番目なのが分り、号泣していました。2人を励まして部員が集まっているところへ行くと、3年生はみんな泣いていました。

このチームは、昨年度に続いて「突破」を合言葉に、今年こそ全国大会へ出場することを目標としていました。しかし、昨年のようなスター選手が多くいるわけではないので、全体の平均点を上げるようにと練習をしてきました。6月に自由曲を「響きの森」に替え、時を同じくして3年生が部活動軽減に入り、実質期末テスト後の7月からの取り組みでした。野球応援もあり、練習する場所と時間がない中で、さらに今年も猛暑で、精神的にも体力的にも厳しかったと思います。さが総文から帰ってきてから東海大会までが一番苦しかったですが、ギリギリの中であのような演奏ができたことは、痺れるような充実感と達成感がありました。寛奈部長が、「先生を全国大会に連れて行ってあげられなくて、本当に悔しいです!」と言ってくれました。あの私からの厳しい要求に対して、こんなことを思って練習していたのかと思うとて、涙を堪えるのが大変でした。この代と一緒にやってこれたことを心から幸せに思います。

今年のコンクールは過去最高の成績で、またひとつ突破してくれました。たった5団体にしか与えられなった“金賞”受賞と、あの演奏ができたことは一生の誇りであり、宝物になるでしょう。ありがとう!