女子２００メートルバタフライを制した山本実ノ里選手（浜名）＝浜松市総合水泳場で
　浜名湾高校生選手権水泳競技大会が二十五日、浜松市西区篠原町の市総合水泳場で開幕した。東海四県を中心に約千百人が参加し、二十六日まで熱戦を繰り広げる。
　初日は競泳男女十八種目が行われ、女子２００メートルバタフライで山本実ノ里選手（浜名）が優勝した。
　また、最終日は競泳男女十四種目と飛び込み男女四種目が行われる。

◆上位選手の記録

　【男子】▽１５００メートル自由形　（２）湊太陽（浜名）１５分５６秒２４

　【女子】
　▽２００メートル背泳ぎ　（３）桐山佳穂（浜名）２分１９秒０８
　▽２００メートルバタフライ　（１）山本実ノ里（浜名）２分１４秒３９

◆後半勝負、山本逆転　自己ベスト更新

　女子２００メートルバタフライは山本実ノ里選手（浜名三年）が、自己ベストを更新し逆転で頂点に立った。
　前半は落ち着いたレース運びで四、五番手につけ、持ち味の後半勝負で一気に先行する選手を抜き去った。１５０メートルのターンでは隣の選手と並んでいることが分かったといい、「絶対に負けたくなかった。死ぬ気で泳いだ」と振り返った。
　昨年はこの種目で二位。「緊張する場面で、自分の泳ぎができるようになった」と成長面をのぞかせた山本選手。「スピードをつけたい」と、二十六日にある１００メートルバタフライでも頂点を狙う。