2018.06.20

「躍進浜名」は次のステージへ


高きを求めて文武両道に励み「かがやく知性・細やかな感性・強い意思・たくましい体」を有する「志を持った心豊かな人間」。これは今年で創立百六年となる地域の伝統校、浜名高校で学ぶ生徒が高校生活を通して目指す成長の姿です。この大きな目標に向かって日々学校生活を送る生徒たちによって、現在校内には、真剣なまなざしが溢れる授業、活気に満ちた部活動や学校行事、そして何よりもさわやかな挨拶と笑顔が行き交う、浜名高校ならではの明るく朗らかで落ち着いた校風がつくりだされています。
 昨年度は、全日制課程剣道部の国民体育大会入賞や定時制課程バスケットボール部の全国大会での活躍をはじめ、運動部、文化部を問わず各種部活動が全国大会出場や県大会入賞を果たしました。進路面でも難関国立大学合格などその実績は充実したものでした。また多くの卒業生が校訓「志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」が指し示すとおり、高い志と大きな夢を持って青春の一日一日を大切にしようと直向に勉学と部活動の両立に励み、高校時代でしか養えない人のコアとなるべきものを身に付けながら、自己の掲げる高い進路目標を達成しました。本校が長きにわたって誇る文武両道の伝統がしっかりと受け継がれた結果となりました。
このような環境の中、本年度、生徒は、近い将来自分たちを待ち受けている予測が困難な変化の激しい社会で活躍するために、これまでにも増して自主的、意欲的に学校生活を送っています。先生方の研究によるアクティブ・ラーニング型授業はもちろん、部活動や生徒会活動、学校行事においても、今求められている主体的で対話的な深い学びを通して、自己の未来を切り開くための生きる力を身に付けようと努めています。これら浜名高生の存在は、「躍進浜名」を来るべき新しい時代の到来に向けた次のステージへと進めることでしょう。
同窓生の皆様方には、今後も引き続き、浜名高校の教育活動を温かく見守っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成30年6月 静岡県立浜名高等学校 学校長 加藤洋一