2018.05.28

湊(男子1500自) 冷静に後半勝負、逆転V 浜名湾高校水泳


男子1500メートル自由形の湊(浜名)は、レース後半にあえて勝負をかけた。弱点のスタミナ不足を練習で克服し、序盤に約5秒差を付けられた名古屋(愛知)の須藤を残り100メートルで逆転。レース後、「相手が序盤に飛ばしてくるのは予想通りだった」と冷静に振り返った。
 序盤に先行する須藤の姿には気付いていたが、焦りはなかった。以前ならストロークが弱まるレース終盤、日々続けてきた持久力を高める練習の成果を発揮した。「後半に良い勝負ができて良かった」。狙い通りの泳ぎでつかんだ頂点に満足げな表情を浮かべた。
 ただ、自己ベストの15分58秒30にはわずかに及ばず、後半の持久力には満足していない。「同じ学校にいる速い仲間と切磋琢磨(せっさたくま)したい」と、今後も自身の課題と向き合い続ける。