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“お祭り野球”で 目指す甲子園一勝。
一昨年はシード校、昨年はベスト16まで進んだものの、甲子園へは届かなかった。
近年、打力がクローズアップされていた浜名高校だが、今年のチームの特徴はバッテリー中心の守る野球。
「基本となるキャッチボールには多くの時間を割きました」と語るのは、横山監督。
一対一で行うキャッチボールを始め、走者付きや牽制など、実戦を想定したさまざまなキャッチボールで守備力強化に務めてきたと言う。
課題はオフェンス力。
「あと一本が出ずに負ける試合がかなり多い」と横山監督。
基本である、センター返しを徹底し、足を絡めたチャンスメイク、得点圏打率を上げることが夏までの取り組み。
主将の中根崇彰くんに話を聞いた。
「今年は3年生の仲がとてもいい。試合での盛り上がりは、他のチームに負けないと思います。みんなで盛り上がることで、緊張がほぐれ、いつものプレーができると思っています。投手力と守備力で試合は作れると思うので、あとはチャンスでの一本と、終盤での集中。部員全員で大いに盛り上がって、甲子園に行き、先輩たちがなし得なかった“甲子園一勝”を果たしたい」。
ここ15年で、三度も決勝戦に進むも全てで敗れ、夏の甲子園出場は未だなし。
甲子園出場は、春の一回。
その時は、ダルビッシュ擁する東北高校に1対2と惜敗し、勝利はならなかった。
部としての目標は「甲子園一勝」。
そのためには、甲子園に出場しなければならない。
迎える最後の夏。
お祭り野球で甲子園出場、さらにはそこでの一勝を全員で目指す。
(アスリートプラス 6月26日掲載)