2017.08.22

<国体東海ブロック>剣道少年男子 5年ぶり本大会へ


長田(浜名高)全試合2本勝ち
 頼れる副将が5年ぶりの本大会出場をたぐり寄せた。剣道少年男子は長田(浜名高)が3試合全てで2本勝ちの活躍を見せた。
 精神面の強さが光った。勝てば出場が決まる愛知との試合は先鋒(せんぽう)森本、次鋒南條(ともに磐田東高)が敗れる苦しい展開。中堅野瀬(磐田東高)が取り返した後の副将戦で長田は「つばぜり合いの離れ際に面を打つ」と冷静に相手の癖を読み、鮮やかに小手を決めた。大将戦は楠(浜名高)が延長の末に制した。

■剣道(県武道館)=リーグ戦順位
 ▽少年男子
 ①静岡②三重③岐阜④愛知
 (静岡が国体出場)

 「充実したメンバーがそれぞれ強みを出せた」と野田監督(浜名高)チームを構成する浜名と磐田東は県総体団体戦決勝で勝ち数2―2の接戦を繰り広げ、本数勝ちで頂点に立った浜名が全国総体で16強入りした。長田は「今年の静岡は東海止まりじゃないと思っていた。団結力を高めて優勝を目指したい」と力を込めた。 (静岡新聞8/21朝刊)