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浜名高校サッカー部 創部50周年
県高校サッカー界で古豪として知られる浜名高サッカー部の創部五十周年式典が四日午後七時から、浜松市内のホテルで開催される。OBら約六百人が出席、総体優勝などで県サッカー界をけん引した隆盛時の復活を誓い合う。
記念式典は同校サッカー部OB会(錦織正行会長)が主催。式典に先立ち、現役チームが浜松市浜北区の浜北平口サッカー場で、全国大会常連校の香川西高(香川県)と記念試合を行う。
同校サッカー部は教諭として赴任した美和利幸さん(78)の尽力で、一九六六(昭和四十一)年に創部。美和さんは「五年で全国大会に出場する」と部員に目標を掲げ、猛烈な練習量と、明確な戦術で力を蓄えた。
七〇(昭和四十五)年の全国高校総体に初出場で優勝。その後もパワーとスピードを武器に県サッカー界をけん引した。全国高校総体で二回優勝、全国高校選手権で準優勝一回の好成績を収めている。
OB会の錦織会長は「記念式典に大勢のOBや父母らが出席することで、全国大会出場への機運を盛り上げていただければ」と期待を寄せている。
同部からはJ1横浜F・マリノスGKコーチの松永成立さん(54)=元日本代表、J1アルビレックス新潟のDF矢野貴章選手(32)=同、J2ツエーゲン金沢の柳下正明監督(57)=同、J1ジュビロ磐田のMF松浦拓弥選手(28)らも輩出している。
(中日新聞 川住貴)