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静岡新聞7月26日朝刊社会面
合宿中に吉報「決勝狙う」 男子1600リレー加藤(浜名高出)
陸上男子1600メートルリレーで日本のリオデジャネイロ五輪出場が決まり、加藤修也選手(21)=早大、浜名高出=が初の代表入りを果たした。ロシア陸上チームのリオ五輪参加禁止が確定したことを受け、日本陸連は25日、国際陸連から同種目の出場権獲得の通知があったと発表した。
突然のアナウンスだった。陸上の男子短距離日本代表が合宿を行っていた山梨県富士吉田市の富士北麓公園陸上競技場。報道陣やファンが見守る練習の最中に、競技場内のスピーカーから「男子1600メートルリレーがリオ五輪の出場権を獲得しました」と吉報が届けられた。代表に追加された選手も紹介され、加藤選手は観客席に手を振ってこたえた。
組織的なドーピングで資格停止中のロシアの処遇について、結論が先送りされていた。加藤選手は「なるようにしかならない。五輪に出られることだけを考えて準備する」と腹をくくって24日から合宿に参加。「やっと決まってよかった」と胸に手を当て、ほっとした表情を浮かべた。
加藤選手は1600メートルリレーでは2014年の世界ジュニア、15年のユニバーシアードでともに銀メダルに貢献した。初の五輪に向け「決勝進出を目標に、最高のパフォーマンスで日本記録(3分0秒76)を出したい」と意気込んだ。
国際陸連が13日に発表した五輪のリレー出場権(16チーム)を巡るランキングでは、日本は17番目だった。だが、ロシアが除外され、「補欠」1番手の日本が繰り上がった。(2016/7/26 08:54)