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昭和14年 北浜高等女学校の頃
今年創立100周年となる私たちの母校「浜名高校」は、その前身
に数校の女学校の歴史を持っています。
大同窓会開催の活動の中で、さまざまな資料が持ち込まれ私た
ちの記念誌発行の資料として活用させていただいています。
「浜名高校100周年大同窓会」の幹事のひとり、29回生の冨永
(花井)智子さんから、お母様「花井ちよ」さんの卒業アルバムを
資料としてお借りしました。(ありがとうございます)
花井ちよさんのアルバムは昭和14年第拾参回生の頃、そのアル
バムは和綴のものでした。
北浜高等女学校の校歌は歌います。
「あら玉のきべの林に色かえぬ 学びの庭の朝夕に をみなの道
をひと筋に うつぶしてにほふ春野の花すみれ (割愛)」
このアルバムに写る校旗は、現在私たち幹事会が毎週末活動す
る浜名高校同窓会館「尚友館」の玄関ロビーに飾られています。
大切にアルバムを開けば、智子さんのお母様ちよさんの美しい姿
を見つけました。
浜名高校の前身では、セーラー服が制服の時代がありました。
100年の歴史の中で数度の学校の移転もあった歴史の中に北浜
女子高等学校の校舎があります。
ちよさんが卒業された昭和14年の出来事をひもとけば、ドイツがポ
ーランド国境を突破、第二次世界大戦が勃発し、テレビの実験放送
が始まった頃、相撲の双葉山が驚異の69連勝を達成し、東海林太
郎が「名月赤城山」を歌った頃とあります。
戦争に向かう時代に私たちの大先輩は卒業されたのです。
※資料提供:冨永(花井)智子さん