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<第五回> 担任と運動クラブについて
※写真は中村 昭先生よりいただいたもの
教師の見た揺籃期の浜名高校:中村 昭
秋頃(?)になって、理科担当のK先生が急に辞めることになった。
それで、K先生のクラス担当が私に回ってきた。クラス担当となると、
いろいろな仕事が加わる。しかも不幸な事に私はこのクラスの授業
を持っていなかった。
それでも級長の伊藤(旧姓)さんに手伝ってもらって、何とか無事す
ごした。このクラスの修学旅行の思い出もはっきりと憶えているが、
省略しよう。
ここで、授業以外の学校生活のいくつかを回想してみよう。
生徒の間には運動クラブがいくつかあって、放課後その練習をして
いた。
私の兄弟はみんな運動選手だった。私の長兄は中学時代に蹴球
(昔は“サッカー”とはいわない)の選手だった。それで時々その試
合を見に行った事を憶えている。
昭和10年(1935年)ごろの話である。相手は志太中学(現在の藤
枝東高校)でゲームに魅せられ事がある。スポーツは感動を与える!
こんな幼少の思い出から、私自身もスポーツには大変興味をもって
いた。
それで 放課後ソフトボールのクラブの面倒をみる事になった。
ルールもあまり知らなかったが、野球に詳しい(社会科担当の)松下
先生に教えてもらって練習を繰り返した。
二俣高校と練習試合をする事もあった。試合毎に両チームがルール
の約束したのかもしれない。
ライト・ショートという一塁と二塁の間に野手が居ったのをおぼえている。