2012.03.04

制服の胸のここには

3月1日の卒業式の前日、卒業生を同窓会に迎える「第64回同窓会
入会式」の取材として大橋同窓会長、本沢、久米副会長のお供をし
て浜名高校に行きました。

時間が来て第一体育館に向えば、卒業を迎える生徒たちの列の中、
どの生徒も私たちを見ては列を開け、「こんにちは!」と大きな声で
挨拶をしてくれました。

卒業して30数年、再び訪れた母校は校舎こそ当時とは違えど、挨拶
ではじまる校風をそのまま残していたものでした。

行く道が定まり、明日は別れゆく友と明日は卒業式となる時の気持ちを
を思い出したものでした。

今も昔も卒業の頃となると「卒業ソング」が流行します。
全国の卒業生の誰もが共感できるその歌を自分たちの主題歌のよう
に思って口ずさんだものでした。

ちょうど私たちの頃は太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」が流行
していました。

大学生として専門学校生として、就職で東京へ向うことが多かった当時、
もちろん送ってくれる恋人などはいなかったのだけれど、歌のように私た
ちは「東へと向う列車」に乗ったものでした。

今は昔、今年創立100周年を迎える母校浜名高校を同窓生が祝う大同
窓会の実行委員のひとりとなり、またあの頃のようなトキメキの中にいま
す。
制服も変ってしまいましたが、生徒たちの中に自分がいるような気持ち
になるのです。

制服の胸のどこかでときめかせていた浜名高校生がまた蘇り、母校の
ために母校の仲間たちと9月8日の開催までを過ごそう、目指そうと思う
のです。