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志 はるかなれこそ 三好達治
今年創立100周年を迎える母校浜名高校には先人の残した多く
の資産を今に伝えています。
同窓生なら今も口をついて出てくる浜名高校校歌の一節があ
ります。
「志 はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」
校歌の四番の冒頭の一節を胸に私たちは学び、また学び舎か
ら社会に旅立ちました。
私たちの校歌の作詞は詩人の三好達治先生がおつくりいただ
いたもの、校歌を作らない三好達治先生は乞われてこの地に
逗留して風物を見て私たちの心の校歌を作られたと聞いてい
ます。
昨年末、大同窓会のポスター出来上がるを報告に伺った浜名
高校校長室にこの一節を書いた額を見せていただきました。
「遠とふみ 遠の湖ばら」で始まる校歌は4番でこの詞に続き
ます。
志 はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ
遠江 遠の大野を 見はるかす群山のうへ
いや清ら 富士の高嶺は
湖の名を負える私たちの学び舎は富士までみはるかす地にあ
る。そして今年創立100周年を迎えるのです。