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山崎先生と歌のテストの思い出
もとより音楽好きなのは小学校の時、学校が合唱コンクール
に出るために学級ごとに選抜された合唱部員を集め、そのメン
バーに選ばれたことからです。
高校では選択科目があり、美術、書道、音楽であったと思いま
すがどれかを選ぶことができた。もちろん音楽を選び、その先
生はまだ音大を出たばかりと言う山崎先生でした。
音大を出たばかりの先生は高校生の私たちの姉のように思える
先生です。まだ先生らしくもなく、当時のフォークやロックと
いう新しい音楽ムーブメントも理解する先生でした。
もちろん授業をキチンと受けることが評価の基本となりますが、
確か書面のテストなどはなく、先生のピアノで歌を歌うことが
成績評価となりました。
確かブラスバンド部に入っていた同級生と「大きな声で歌えば
いいんだよ」と傾向と対策を練った覚えがあります。
評価は先生のピアノに合わせて一曲を歌うことで行われます。
その歌はしばしば授業で習う原語での歌となりました。
大抵のものは照れてしまいますが、傾向と対策を検討した生徒
はそこを声をはげまして歌います。
高校での成績評価は10段階、ブラスバンドをやっていた友は加
点もあり評価は10でしたが、さほど歌もうまくない自分も堂々
の9をいただきました。
お姉さんのような先生に「タメ口」で話す私たち、それを気に
もせずにさまざまな歌を教えていただいた山崎先生、懐かしく
思い出しました。
28回生 イチロー