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桑と豚小屋とグラウンドと
現在は建て替えられて当時のグラウンドの位置に校舎が建ってい
ます。
昭和40年代も終わる頃、浜名高校に通う私たちは小林駅から至る
北の門から校庭に入り昇降口に入りました。
入学の頃、この門の角になんと豚小屋があり、あのエキゾチック
?な異臭がしていたことを覚えています。
当時の学校の周りは今のように建て込んでおらず、広く桑畑が広
がっていました。あの「お蚕さん」が食べる桑の木です。
このグラウンドの道路をはさんだ反対側が当時も活躍していたサ
ッカー部のグラウンドでした。
サッカー部は朝練習をしていますからどんなに早く学校に着いて
も練習が始まっています。
当時のサッカー部は特待生のようなもので特別扱いです。
入学式の後、学校が始まると、番号順で座る机の横に丸坊主で体
が極端に大きな生徒が隣の席に座っています。
座っているというより、机につっぷして寝ています。
朝練で一時間目から既に疲れて眠っているのです。
そしてまだ一年生当時はやらなかった早弁を一時間目終了と同時
に始めるのです。(早弁とは昼前に弁当を食べることですよ)
眠っている隣を見ても先生はちょっと大目に見ています。
隣の席で教室に射す春のうららかな陽を浴びているとうつらうつ
らとしてきますが、(まだまじめな)一年生は眠ることもなりま
せん。
桑の畑が広がっていたり、豚小屋の臭い、隣で眠るサッカー部と
目新しいものが多いのんびりした一年生の頃でした。