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大ちゃん先生の想い出 28回生1年時
私たち第28回生(昭和51年3月卒)は今年54歳となります。大同窓
会となれば思い出す恩師のことですね。
入学式で体育館に並び、その並びはもうクラス分けがされています。
門名校長のお話を聞き、閉会後にクラスへと並んで進みます。
当時の後者は現在のものとは違い、三列になっていて一年生は最も
南の棟となります。そこへ着いて出席番号順に並んで座ります。
一年生の時の担任は「渥美先生」でした。
髪はスポーツ刈り、眉毛が太く目がギョロリとしていて、一見怖そ
うな先生でしたが、自己紹介で黒板に大書きした名前は「渥美留夫」
、「留」は子沢山だからこれで終わりという意味なのだ。というお
話を今でも覚えています。
肇(はじめ)とか一郎が長男なら、留夫は末っ子だと言うのです。
先生はその要望から密かに私たちに「大ちゃん」と親しく呼ばれて
いました。
一見怖そうに思えますが、私たち一人ひとりを心配してくれる「大
ちゃん先生」でした。
先生の上着の袖にいつもチョークの粉がついていた。
授業も聞かず、ノートに「大ちゃん先生」の似顔絵などを描いてい
た生徒は、懐かしく先生を思い出しています。
お元気ですか「大ちゃん先生」
28回生 一郎